車の中で、大好きなAcid Black Cherry(以下ABC)を聞いていてふと思った。

ABCのボーカルyasuは現在頸椎を痛めてしまい、活動休止中。
おそらく復帰は叶わないんじゃないかと……
(↑補足。ABC自体がJanne Da Arcのボーカルであるyasuのソロプロジェクト)

そんなyasuが頸椎を痛めた原因である、
ヘッドバンギングって危険すぎない?

kansetsutsuu_kubi
画像はイラスト屋さんから拝借。




◆ヘッドバンギングとは?◆

ヘッドバンギング(略してヘドバン)とは。

ロックなどの音楽のリズムに合わせて、頭を激しく振る動作の事。
メタル系やパンク、ヴィジュアル系などでヘドバンをする人が多いです。
(曲によっては「フリ」の一環として、決まったタイミングで決まった振り方をしなければならないらしいよ)

演者も聴者も一体となって、みんなで同じ動きをするのは“ライブ感”がより際立って楽しいのだと思います。
ヘドバンするのが生きがいだというファンもいるとかいないとか……。
music_bandgal_bangya
いらすとやさんは何でもあるなぁ……


◆その行為、危険につき。◆

ヘッドバンギングで検索すると、その危険性を指摘しているサイトも多くヒットします。
また、安全なやり方を紹介する記事もいくつか見受けられます。

しかし、「安全なやり方」というのは嘘っぱちで、正しくは「比較的損傷の少ないやり方」と表記すべきでしょう。


ヘドバンとはつまり、脳をシェイクする行為に他なりません。
人間は脳に少しの衝撃を加えられただけで脳震盪を起こしたしまう生き物です。
頭を前後に激しく振ると、脳は崩れた豆腐の様にボロボロになってしまう危険性があります。


「安全なやり方」を謳うサイトでは、“頭を振る”のではなく、”頭を回す”動きにするように書かれています。
確かに、往復運動を回転運動に変えることはリスクを減らす有効な手段です。

・上下に振るのではなく、8の字を描くようにする
・V字に振るのではなく、U字を意識する


しかし、だからと言って100%安全とは言えないので、危険があることは十分に留意しましょう。


 !CAUTION!

・脳内出血の恐れがあります
・脳震盪の恐れがあります

事実、ライブで倒れて救急搬送されることはよくあります


危険なのは脳だけではありません。
首への負担がすさまじく、頸椎損傷のリスクもあるのです。

X JAPANのYOSHIKIやAcid Black Cherryのyasuのように、頸椎損傷で障害を負うことは珍しくありません。
海外アーティストもこれによりドクターストップをかけられ、活動を制限されることがあります。

首の周りの筋肉を鍛えることを推奨するサイトも多いですが、筋肉をいくら鍛えても、神経に及ぶダメージをゼロにすることは不可能だと思います。
(ですので、鍛えているはずのスポーツ選手が頸椎を痛めることも……)


 !CAUTION!

・頭痛や肩こりが頻発する原因になります
・一生マヒが残る可能性があります



頸椎にしろ脳にしろ、どちらも問題になるのは神経へのダメージ。
(脳は神経細胞の塊です)

この神経へのダメージというのが恐ろしく、筋肉の損傷とは異なり、完全に回復する見込みはほぼないのだそうです。
少し調べてみましたが、神経細胞自体が再生することはある模様。
ただし、再生した神経では機能回復まで見込めないことが多いそうです。


一度傷ついてしまうと、その後は死ぬまで手足のしびれが残り続けることになります。
またネットには、ヘドバンによって半身不随で車いす生活を余儀なくされた、という書き込みも見られます。
事実かどうかはわかりませんが、それほどのリスクを覚悟しなければならない動作ということを覚えておきましょう。


◆まとめ◆

ヘドバンは楽しいし、一体感を味わえるという意味では優れています。
しかし、リスクがあまりに大きすぎる行為でもあります。
ちゃんと覚悟のうえでヘドバンするのは大いに結構ですが、決して後悔しないように。


「ヘドバンが悪いのではなく、ケアを怠った僕が悪い」


というのはyasuの言葉ですが、神経へのダメージは筋肉へのダメージと違い、ケアしてどうにかなるものではありませんから、間違いなくヘドバンが悪いです。
(ヘドバン後にはストレッチが必要と書いてあるサイトさん、それは筋肉や腱へのケアです)


ロック系バンドに激しいパフォーマンスは付き物ですが、あなたはヘッドバンギングについてどう思いますか?