こんばんは、車好き(にわか)な瑛人です。

今回はスバルXVの試乗レポート(?)をしたいと思います。
この車、わたくし購入してしまっているので、
試乗レポートだと語弊があるかな…?
オーナーズレビューってやつですかね!

個性的な割に一般受けも悪くないので気に入っています。
最近だとクロスオーバー7もカジュアルですが、
“オシャレなスバル”の先駆けと言えるのではないでしょうか!?
スバルXV03


◆スバルXVとは◆

スバルXVは、元々は「インプレッサXV」と呼ばれていた車の2代目。
「インプレッサ」の名称がなくなり、独立した車種になりました。
とはいえベース車両がインプレッサなのには変わりなく、
(見た目もほとんど同じだよ!)
インプレッサシリーズの中のクロスオーバーSUVという扱いです。

「スポカジ(スポーツ&カジュアル)」を売り文句として打ち出したのが
「スポーツドライブ一辺倒」なスバルとしては斬新。
タンジェリンオレンジ、デザートカーキといった独特のカラーリング設定や
歯車型のホイールが目をひきます。
スバルXV

また、スバル初のハイブリッド車もXVから誕生しました。
XVハイブリッドはXVからホイールや電装など、細部を変えています。
カラーリングでもプラズマグリーンという専用色が作られています。
スバルXVハイブリッド

特別仕様車のPOPSTARではサンライズイエローという色も採用。
いずれにしても目立つ色合いで、個性を重視したコンパクトSUVという感じですね。
XVポップスター

安全面では、アイサイトVer.3を装備。
(うちの子は2014年式なのでVer.2)
実燃費は10~12km/l程度ですね。

で、今回“試乗”したのは年次改定前(C型)のガゾリン車最上級グレード。

◆乗り心地◆

日産キューブからの乗り換えでしたので、
乗り心地がずいぶん違うなぁというのが第一印象。
そしてハンドルが重たく感じたのと、
小回りなどの取り回しの良さは、意外とコンパクトカーと遜色ないという印象でしたね。

具体的に。

キューブ(2代目)の時は、加速は良いものの、
スタートから速度が落ち着くまでのギアの変速ショックが大きく、
不満点でもありました。
XVはCVTという方式の駆動システムですので、変速ショックは一切ありません。
ただし発進直後はもたつきが大きく、はじめはイラッとすることもあるかもしれません。

実はスバルの車には学習機能があり(他社もそうだと思うのですが)、
しばらく乗っていると乗り手に合わせて乗り味が変わってきます。
発進時のもたつきは最初はひどく感じていたのですが、
最近はアクセルをあまり踏まなくてもエンジンの回転数を上げてくれるので、
違和感は少なくなってきたと思います。

もっとも、一番大きいのは僕自身の「慣れ」だと思いますが…。
スバルXV02
雨の日もカッコいい

S/Iモード切替ボタンももちろん搭載。
スバル車は、燃費を重視した「Iモード(インテリジェンスモード)」と、
トルク重視(加速性能・大)の「Sモード(スポーツ?)」
にプログラムの設定を切り替えられます。

通常はIモードなのですが、Sモード、あれは良い。
出足のもたつきが消え去り、滑り出しも快調。
高速道路への合流時や追い越し時にも最適で、
アクセルを少し踏むだけでぐんと加速してくれるようになります。

ただし燃費は伸び悩むし、常時Sモードにしておけないのが難点。
エンジンをかけたときはIモードが起動するので、
乗るたびに切り替えスイッチ押さなきゃいけません。
ボタンの位置も悪いですね。
シフトノブのさらに手前…視界に入らないような場所にあります。


それから、ハンドルの重さは心地よいという感じ。
ずっしり来るような重さではなく、しっかり接地している感じが伝わってきます。
軽快感はないかな。

取り回しの良さは驚きましたね。
サイズ自体はミドルクラスですし、最小回転半径も小さくはないはずなのに
取り回しが良いと感じるのはなぜだろう。
視点が少し高いのも関係している?
スバルXV04
少しカスタム(見た目だけ)してある。背景は瀬戸大橋

「音」関連でいえば、決して静かではありません。
が、(価格的に)ミドルクラスのガソリン車に乗り慣れているなら、
気にならないと思います。

とはいえレクサスと比べるとね…アクセラ・アテンザも静かだしね…
と、XV以上に静かな車を挙げていくとキリが無いのでやめますが、
特にエンジン音に関してはスバル車の宿命かな。
エンジン音が心地いいと感じる人にはおススメ。

ロードノイズだけどうにかなってくれないかなぁ…
初期型であるB型と比べると、C型は別物と思われるほど静粛性がアップしているし、
その次のD型もより静かだと聞いているので、
今購入をする人にとっては関係ないかな。


あ、あと道路の継ぎ目ショック。
基本的に良くいなしてくれるのですが、一度だけ驚くほどショックが大きかったことが。
同じ道を通ってもあれほどのことはないので、
その時の路面が悪かっただけかもしれませんが、念のため。

その一回を除けば、おおきくガタついたりしたことはありませんね。
カーブでもセダンほどではないですが、かなり安定しています。
一度同乗者に「安定しすぎていて逆に怖い」と言わせたことがあります。

(その時割とスピード出してて、
その割に全然不安定にならないのが恐ろしかったようです…^^;)

◆室内空間とか◆

キューブとか、トールワゴンに比べると狭いです。
身長170cmの僕で、頭上に拳2個分余裕があるくらい。
足元は広くもなく、狭くもなく。

後席の広さはキューブ・デミオ&CX-3以上。
まあ、コンパクトカーは後席狭いの多いから当然かな。
座ると拳1個が余裕で入るくらい。
後席の乗降の際、レヴォーグよりは乗りやすく感じるのはたぶん車高のせい。
フォレスターの方が乗り降りしやすいと思います。

荷室も狭くありません。
最近は日産ジュークやマツダCX-3あたりがライバル車として挙げられますが、
あれよりは断然広いです。
最大のライバル、ホンダ・ヴェゼルには触れたことないのでわかりません。

スバル車でいえば、無論、兄貴分であるフォレスターやレヴォーグのが広いよ。
スバルXV05
特筆すべきは視界の良さ。
これもスバル車共通の特徴かもしれませんね。
ピラー(フロントガラスの横の枠)が細く作られているので、視界が広く感じます。
しかしこのピラー。
意外と角度が寝ているので、カーブの時などは邪魔に感じる時もあります。
(他の車も同じだと思うけどね!)

サイドミラーの取り付け位置が工夫してあるので、
左右に死角が少ない設計となっております。
でも、意外とこの窓は目に入りにくいです。

後方視界はとっても良いのですが、窓がすぐ汚れるので、そこは不満点ですね。
側方視界も悪くありません。
そこはスバル、良く考えていますね。
↑そのせいでデザインに制限が大きいんだけどね!

◆まとめ◆

というわけで、現XVオーナーからの“試乗”レポートでした。
すぐ書かなかったのは、
「いろいろな車を乗った後で比較して書きたい」という気持ちもあったからですね。

車買ってからもいろいろ乗る機会はあるのですよ。
スバルWRXが発売されたり、
アテンザがマイナーチェンジした際には試乗に行ったしね。
友人のアクセラは何度か運転したし、
イベントでハイエースとかエルグランドも運転したしね。

あと、大きなところでは中型限定解除したときにトラックも運転したしね!

そういった意味では、
いまフォレスターとかレヴォーグに乗ったら、また違う感想になるかも。
機会があったら試乗してみます。

最後に、XVのチャームポイントである
「おしり」の画像とともにお別れといたしましょう。
スバルXV01