「太陽系ヤバい」のその2です。

太陽系の星に関する基礎知識がある方は、
こちらから読んでも差支えないと思います。

その1はコチラ

◆太陽系が思ったより広くてヤバい◆

一通り太陽系の天体や成り立ちに触れたところで、
大きさと距離の話をしてみましょう。

カーライフの「燃費」の記事でエクセル計算にハマってしまったので、
今回も惑星間の距離をデータ化して計算してみます。

何をどうするかというと、
「地球のサイズをテニスボールに例えたらどうなるか」
「地球のサイズをバスケットボールに例えたらどうなるか」
を検証するのです。
地球のサイズをボールに例えると
こうなりました。
はじめはテニスボールで例えようと思ったのですが、
逆に小さすぎてわかりづらかったので、バスケットボールの方で考えていきます。

票のままではいまいちわかりづらいので、日本国内に置き換えて考えてみましょう。

たぶん関東在住の方の方が多いと思うので、
中心地は東京の皇居を中心に置き換えていきます。

地球をバスケットボールとすると、太陽は約26.8m。
これはお台場にあるフジテレビの球体より二回り小さいくらい。
見たことがある人はそれをイメージしていただければよいかと。

その26.8mの巨大な球体を皇居のど真ん中にすえると、
最初の惑星である水星は1.1km先にある9.4cmのボールです。
これは皇居の中心から国会議事堂前広場くらいまでの距離になり、
大きさはソフトボールと同じくらい。

お次の金星は皇居から2.1km先、赤坂駅に置かれた女子用のバスケットボール
地球とさほどサイズに違いはありませんね。

地球はというと、皇居から2.9km先、
赤坂を超えて乃木坂の手前の陸橋のあたりにある一般用のバスケットボール
なお月はそこから7m離れたところを回るテニスボールです。近い。

火星は少し離れて、皇居から4.4km先にある直径13.1cmの球。
ハンドボールよりも小さく、砲丸投げの鉄球と同じくらいになります。
場所でいうと青山周辺?駅よりは西側です。
向きを変えていいなら皇居から竹下口くらいの距離です。原宿駅だと行き過ぎ。
太陽系1


火星を超えると小惑星帯があり、その先には木星があります。
ここから距離がぐんと離れていきます。
木星は皇居から15km先にある2.8mの大玉
学校の天井と同じくらいのサイズでしょうか。大きいですね。
距離でいえば多摩川を超えて、二子玉川駅からさらに1km先。

土星も遠いです。
皇居から27.4km離れた場所にある2.3mの大玉
ちょうど横浜「みなとみらい」の位置に来ます。

天王星は55.2km離れた98.3cm(約1m)の球です。
茅ヶ崎を越えたあたりにまで行ってしまいます。
東向きに進むと成田空港手前ですね。

海王星。
東京より86.5km先の、同じく約1m(95.3cm)の球
箱根・芦ノ湖の水上です。

かつて惑星とされ、今は準惑星に降格した冥王星は113.5km先。
静岡県富士市街にある4.4cmのボールです。
ビリヤードの球より一回り小さい

同じく準惑星で、ほぼ同サイズのエリスは195.8kmも離れています。
ここまで来ると目印が無い!
太平洋沿いだと静岡県の袋井市(浜松と牧の原の間くらい)、
角度によっては愛知県にも入れます。おいでませ。
北だと会津若松に入れますね。 
太陽系2



っていうか、皇居に置かれた26.8mの球体が及ぼす重力の影響ってすごくないですか?
何百キロと離れた場所の準惑星たちも、太陽に引かれて回っているわけですから。

と、思いきや。
太陽の重力圏はまだまだ広い。

彗星の源と言われているオールトの雲は、
東京からおよそ7800km先、
地図でいえばアメリカの西海岸より先に広がっているとされているのです。(!)
太陽系3

どこまで広がっているかと言えば、約8万キロ先まで。
これは地球約二周分に相当します(!!) 

太陽系ヤバい。広すぎてヤバい。
もうイメージできない。
ヤバい。

ただ、「太陽系圏」というと、オールトの雲までを指すことが多いようです。
そしてそのオールトの雲を、現在人工物(ボージャー1号)が飛行しているという…
ヤバい。人間ヤバい。

◆まとめ◆

いかがでしたか?
太陽の大きさ、それが及ぼす重力圏=太陽系の広さに圧倒されますよね。

そしてその外縁部に人工物があるという事実。
まさに天文学レベルの話ですよ。

あと、空にある太陽と月。
地球上では同じような大きさに見えますが、実際の距離と大きさの差に驚きます。
この二つの天体が同じ大きさに見えるというのは奇跡的な確率なんだそうです。
凄いね!

皆さんも月や太陽を眺めて、その大きさを想像してみると
天体観測がより楽しくなりますよ!

ではではこのあたりで!