こんにちは、こんばんは、おはようございます。南波です。

皆さんは磯で遊んだことありますか?
今日は愛知県の知多半島にある、野間灯台での磯採集のレポートをお送りします。
野間灯台02

 !CAUTION!
  フジツボ・イソギンチャクなどの写真があります
苦手な人は注意

◆野間灯台とは?◆ 

野間灯台は愛知県美浜町にある灯台で、正式名称は野間埼灯台。
愛知県最古の近代式灯台なんだとか。

恋人の聖地としても有名で、
灯台の柵に二人で南京錠をかけると、その愛は永遠のものになるんだって。
(現在は禁止。代わりに南京錠をかける場所があります)

ついでに灯台のそばの鐘を鳴らして愛を誓い合えば…
ってそんなことは今回はどうでもよくて。 
野間灯台01
この野間灯台の周辺は見どころがいっぱい。
ここより北に行けば港があり、釣りを楽しむこともできますし、
少し南に歩けば「小野浦海岸」という整備されたビーチに行くこともできます。
小野浦海岸では春は潮干狩り、夏は海水浴が楽しめます。

そして灯台近辺は大変良い磯場。
さほど大きな波も来ないので
(遠くにタンカーがいる時など、注意する必要はありますが)、子連れでも安心して遊べます。
小野浦海水浴場
 手前(灯台側)は磯場で、奥がビーチになっている

◆磯遊びに最適!灯台周辺を見てみよう◆ 

野間灯台へは国道一本で行くことができます。
美浜町に入るあたりから道幅は狭くなりますが、迷うことはないでしょう。

野間灯台には駐車場はありませんが、すぐ脇の空地を有料で使うことができます。
(カフェの駐車場はカフェの利用者以外は使わないように!)
そして、灯台へ向かう階段を下りればすぐに海岸に出られます。
とってもアクセスしやすいですよね。

満潮時だと釣りくらいしかすることがありませんので、干潮時刻を調べておくことをお勧めします。

さて、海岸に下りるといきなり磯です。
磯場01磯場02
 (左)5月、7月の磯はこんな感じ (右)6月にはこんな感じ

注意したいのは、時期によっては「アオサ」という海藻が大量に発生し、
漂着したものが磯を覆ってしまうため、ぬるぬるして滑りやすくなること。
アオサは海水浴場でよく見かける、波間を漂う緑色のアレです。
 
アオサがなくとも磯場は滑りやすいので、最低でもスニーカーを履くようにしましょう。
登山シューズが意外に滑りにくくてよかったのと、
本気で採集するならウォーターシューズがいいかと思います。
(砂が入ると洗うの面倒ですけどね^^;)

磯場05 磯場03
(左)割と穏やかな海 (右)それでも飛沫はくる

あと、潮溜まり(水が引かずに残ったところ)は意外に深かったり、
クラゲの死骸が隠れていることもあるので注意してください。
クラゲは死骸でも刺します。

それからビーチ方面へ歩いていくと、地層の跡が目立つ大きな岩があります。
ここはコンクリート補強されているうえ、波も来ず、日向ぼっこに最適な場所。
バカとなんとかは高いところが好き、と言いますが、
実際よく登っている男の子(僕とか)も多いです。
ただ、ここは意外に高いので落ちないように注意してね!
磯場04
判りづらいが人の背丈よりずいぶん高い

◆いきものを探してみよう!◆ 

磯場に着いたら、ブラブラ散歩するのも良いですが、
できればいきものを探してみると面白いです。
「こんなところに!?」という発見をする楽しみ、
「これ何!?」という疑問、そういうところを実感してほしいですね。

いきもの観察04
潮溜まりのことを「タイドプール」ともよび、
こういうところには魚の稚魚などが取り残されていることがあります。

野間海岸でよく見かけるのはアゴハゼドロメなどのハゼの仲間。
それからメジナコトヒキの稚魚など。 

網を入れると比較的簡単に捕まえることができます。
タイドプールは意外と深いことがあり、岩の隙間に逃げられることもしばしば。
上手く捕まえられるといいですね。

捕まえるのは簡単なのですが、飼育設備が無いならすぐに逃がしてあげましょう。
(海の生き物を飼うのは意外と大変です。飼うなら準備をしましょう。)

長い時間手で持ったり、網に絡まったりすると粘膜が傷ついて、
逃がしても死んでしまうことがあります。
できるなら水からあまり出さずに観察してあげてください。
いきもの採集03いきもの採集02
(左)アゴハゼ (右)コトヒキの稚魚

時には大物も…
いきもの採集01いきもの採集04
(左)カレイの仲間 (右)タコの仲間

出会えるいきものの種類は時期次第ですね。
5月ごろに行くと、大量のアメフラシが海岸に産卵している光景が見られますし、
岩ガキ(牡蠣のなかま)は6月以降は少なくなってしまいます。
カキが減るのは、たぶん地元の人が食べてしまうため(?)

じつは、この近辺には食べられる貝が意外とたくさんいるのですが、
食料として流通されているような
カキ・トコブシ・アサリなどは漁業権のない人は持ち帰ってはダメです。
地元の人がOKでも、誰もがOKというわけではありませんし、
絶滅危惧種のカキの仲間がいる地域なので、むやみに採取しないようにお願いします。
いきもの観察01
大量の岩ガキ。7月過ぎるとほとんどが採取されている

追記。
上記のイワガキ(岩牡蠣)ですが、調べてみたところマガキ(真牡蠣)の可能性が高いです。
潮間帯より深いところにいて、殻が分厚いのがイワガキ、
磯場にいるのがマガキだそうです。
殻の形はカキ類では個体ごとに変わってくるので見分けが難しいようですね。

いきものの姿が見つからない!
という人は、「魚にこだわりすぎ」かもしれません。
カキもそうなのですが、岩場に目を凝らしてみると、
フジツボやカメノテ、ヒザラガイやカサガイの仲間がひしめき合っているのがわかります。

潮間帯(水しぶきがかかるくらいのところ)では、
カイメンとかイソギンチャクの仲間も多くいますし、
海藻をまさぐってみるとおびただしい数の微生物が…(ぎゃあああ)
いきもの観察02いきもの観察05
(左)カメノテ (右)岩の隙間を望遠レンズで。カイメンとイワガニ

観察する対象はいくらでもありますので、ぜひチャレンジしてみてね!

◆まとめ◆

家族でも楽しめる磯遊び。
野間灯台はその中でも比較的安全で、アクセスも良く、
何よりトイレや手洗い場があるので安心して遊べるポイントです。

県外の方だと行きづらいかもしれませんが、
そういった磯場を近くで見つけておくと、レジャーの幅がぐっと広がると思います!
れっつごータイドプール!


 野間灯台 基本データ

  所在地 愛知県美浜町
  駐車場 あり(民営・有料)

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