あれ?岐阜城の記事って前書かなかったっけ?
ども、ななみえいとです。
岐阜城の記事は終わってるつもりでしたが、
よく考えたら前回の記事は「金華山」メインでしたね。
今回はその金華山の頂上にある岐阜城と、
「ぎふ金華山リス村」について書いていこうと思います。

その説によると、 鎌倉時代初期に二階堂氏が築いた砦が基になっており、
一旦廃城になったのち、室町時代になって斎藤氏が再整備したとのこと。
この斎藤氏なのですが、ある男に乗っ取られ、城は彼の物に。
そのある男とは、
武芸を磨き長井氏に仕えた後 、主君の長井家を乗っ取り、
ついには長井家の主君である斎藤家まで乗っ取って美濃一国を手中にした男。
人呼んで“美濃のマムシ”斎藤道三です。
道三は岐阜城(当時の稲葉山城)を拠点に、城下町を整備し、
商人たちを呼びこんで岐阜の街を発展させていったそうです。
あの織田信長の義父でもあるそうな。 (岐阜だけにな!)

その後息子に裏切られ、死亡した道三。
十数年のち、信長は道三の孫・龍興を倒し、稲葉山城に拠点を移します。
そこで地名を「岐阜」と改めたとのこと。
徳川家康はこの岐阜城を「天下人輩出のシンボル」として嫌い、
一旦は廃城にさせます。
何度か再建され、今の姿へとなったようです。
建物自体に昔の遺構が残っているだとか、そういうことはありません。
建物の中は資料館となっており、歴代城主の肖像画などが展示されております。
それでも岐阜城が人気なのは、
「城からの景色」と、「城を見たときの景観」が素晴らしいからではないでしょうか。


岐阜城のある金華山は標高328m、麓の町から計っても比高300mとなります。
そこに15mほどの建物が建っているわけで、
単純比較しますと、東京タワーの特別展望台よりも高く、
スカイツリーの展望デッキの高さに匹敵します。
また、岐阜市内には大都市圏のように飛びぬけて高い建物はありません。
ここからの眺望が良いのは言うまでもありません。
金華山自体が美しく(名前の由来が山に咲く黄金色の花であるように)、
側に長良川が流れていて、その調和のとれた風景美も魅力です。
角度によっては城の背後に月が重なることもあり、雅を感じることもできます。
岐阜城を訪れた際は、まずその姿を眺め、
そして城に入ったら遠景を眺め、堪能してください。
惜しむらくは、天守展望台には落下防止の柵が設置されており、
若干景色を見ることが妨害されてしまいます。
(カメラ撮影の場合は特に)
そのばあいは山頂レストランの屋上にある
もう一つの展望台にも足を延ばしてみるとよいでしょう。
ここからも若干高度が低いものの、壮大な眺めを楽しむことができますよ。


(左)展望台より長良川を見る (右)国道側トンネル入り口付近

展望台より山側を見る
あと建物自体は真新しいのですが、
山頂周辺には軍用井戸が残っていたりするので探索してみるのも一興。


(左)軍用井戸の跡。少し道を外れた場所にひっそりとある
(右)本丸井戸
ロープウェーの山頂駅を出て少し歩くと門があり、雰囲気も良い感じ。
天守閣方面と展望レストランを結ぶ道にかかる橋もなかなか風情があると思います。
周りの景観との調和こそ、岐阜城の醍醐味ですね。


(左)展望台から天主方面へ抜けると現れる橋
(右)右方向は天主に直通、左の階段を上ると展望レストランへ
展望レストランやリス園があります。

金華山ロープウェーの山頂駅のすぐそばにある「ぎふ金華山リス村」。
昭和11年に岐阜公園で行われた博覧会の
展示動物であったタイワンリスが逃げ出し、
金華山で野生化していたものを捕獲・飼育しているリス園です。

リスが増えてしまったのは、金華山にはシイの実などのドングリ類が豊富で、
それを餌に繁殖できたからのようです。


子供に大人気のスポットで、たくさんのタイワンリスに出会うことができます。
皮手袋を着用した状態で、リスに餌をあげることもできます。
触れ合うことはできませんがウサギやシマリスも飼育されています。
(休日にはロープウェー同様に大混雑するので注意が必要です。)


(左)シマリス (右)ウサギ
金華山の麓、岐阜公園で散策するのも楽しいと思います。
かなり整備された公園で、資料館や休憩所も多いです。
(なお、ここのトイレが一番綺麗。山頂へ行くとちょっと……)
お茶屋さんでは五平餅やみたらし団子を食べて一息。



織田信長の居館の遺構も見つかっており、石垣などが復元されているようです。
また、付近には庭園もあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
公園を出て歩道橋を渡るか、
瞑想の小径登山道入り口を行過ぎてトンネルの上を越えると
公園西側へ移動できます。
そのまま道なりに歩けば長良川の河川敷に出られます。
(第3駐車場もあります。無料だけど遠いのが難点)
流れは緩やかに見えますので、川原遊びをしてもよいかも。
ただし水難事故には要注意ね。
バーベキューを楽しむグループの姿もチラホラ見えます。
人によって楽しみ方色々、岐阜公園にいってみよう!
岐阜城 基本データ
所在地 岐阜県岐阜市
築城 1201年
駐車場 あり(第三駐車場以外有料)
【関連リンク】
金華山ロープウェー
岐阜城(岐阜市ホームページ)
【関連記事】
【軽登山ノススメ】岐阜・金華山に登ってみた
ども、ななみえいとです。
岐阜城の記事は終わってるつもりでしたが、
よく考えたら前回の記事は「金華山」メインでしたね。
今回はその金華山の頂上にある岐阜城と、
「ぎふ金華山リス村」について書いていこうと思います。

◆岐阜城とは◆
拠点としての「岐阜城」の歴史は古く、築城は1201年という説があります。その説によると、 鎌倉時代初期に二階堂氏が築いた砦が基になっており、
一旦廃城になったのち、室町時代になって斎藤氏が再整備したとのこと。
この斎藤氏なのですが、ある男に乗っ取られ、城は彼の物に。
そのある男とは、
武芸を磨き長井氏に仕えた後 、主君の長井家を乗っ取り、
ついには長井家の主君である斎藤家まで乗っ取って美濃一国を手中にした男。
人呼んで“美濃のマムシ”斎藤道三です。
道三は岐阜城(当時の稲葉山城)を拠点に、城下町を整備し、
商人たちを呼びこんで岐阜の街を発展させていったそうです。
あの織田信長の義父でもあるそうな。 (岐阜だけにな!)

その後息子に裏切られ、死亡した道三。
十数年のち、信長は道三の孫・龍興を倒し、稲葉山城に拠点を移します。
そこで地名を「岐阜」と改めたとのこと。
徳川家康はこの岐阜城を「天下人輩出のシンボル」として嫌い、
一旦は廃城にさせます。
何度か再建され、今の姿へとなったようです。
◆中からも、外からも景色に注目!◆
今の岐阜城は再建されたものなので、建物自体に昔の遺構が残っているだとか、そういうことはありません。
建物の中は資料館となっており、歴代城主の肖像画などが展示されております。
それでも岐阜城が人気なのは、
「城からの景色」と、「城を見たときの景観」が素晴らしいからではないでしょうか。


岐阜城のある金華山は標高328m、麓の町から計っても比高300mとなります。
そこに15mほどの建物が建っているわけで、
単純比較しますと、東京タワーの特別展望台よりも高く、
スカイツリーの展望デッキの高さに匹敵します。
また、岐阜市内には大都市圏のように飛びぬけて高い建物はありません。
ここからの眺望が良いのは言うまでもありません。
金華山自体が美しく(名前の由来が山に咲く黄金色の花であるように)、
側に長良川が流れていて、その調和のとれた風景美も魅力です。
角度によっては城の背後に月が重なることもあり、雅を感じることもできます。
岐阜城を訪れた際は、まずその姿を眺め、
そして城に入ったら遠景を眺め、堪能してください。
惜しむらくは、天守展望台には落下防止の柵が設置されており、
若干景色を見ることが妨害されてしまいます。
(カメラ撮影の場合は特に)
そのばあいは山頂レストランの屋上にある
もう一つの展望台にも足を延ばしてみるとよいでしょう。
ここからも若干高度が低いものの、壮大な眺めを楽しむことができますよ。


(左)展望台より長良川を見る (右)国道側トンネル入り口付近

展望台より山側を見る
あと建物自体は真新しいのですが、
山頂周辺には軍用井戸が残っていたりするので探索してみるのも一興。


(左)軍用井戸の跡。少し道を外れた場所にひっそりとある
(右)本丸井戸
ロープウェーの山頂駅を出て少し歩くと門があり、雰囲気も良い感じ。
天守閣方面と展望レストランを結ぶ道にかかる橋もなかなか風情があると思います。
周りの景観との調和こそ、岐阜城の醍醐味ですね。


(左)展望台から天主方面へ抜けると現れる橋
(右)右方向は天主に直通、左の階段を上ると展望レストランへ
◆岐阜城周辺で遊ぼう!◆
岐阜城のある金華山の頂上部は広く、展望レストランやリス園があります。

金華山ロープウェーの山頂駅のすぐそばにある「ぎふ金華山リス村」。
昭和11年に岐阜公園で行われた博覧会の
展示動物であったタイワンリスが逃げ出し、
金華山で野生化していたものを捕獲・飼育しているリス園です。

リスが増えてしまったのは、金華山にはシイの実などのドングリ類が豊富で、
それを餌に繁殖できたからのようです。


子供に大人気のスポットで、たくさんのタイワンリスに出会うことができます。
皮手袋を着用した状態で、リスに餌をあげることもできます。
触れ合うことはできませんがウサギやシマリスも飼育されています。
(休日にはロープウェー同様に大混雑するので注意が必要です。)


(左)シマリス (右)ウサギ
金華山の麓、岐阜公園で散策するのも楽しいと思います。
かなり整備された公園で、資料館や休憩所も多いです。
(なお、ここのトイレが一番綺麗。山頂へ行くとちょっと……)
お茶屋さんでは五平餅やみたらし団子を食べて一息。



織田信長の居館の遺構も見つかっており、石垣などが復元されているようです。
また、付近には庭園もあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
公園を出て歩道橋を渡るか、
瞑想の小径登山道入り口を行過ぎてトンネルの上を越えると
公園西側へ移動できます。
そのまま道なりに歩けば長良川の河川敷に出られます。
(第3駐車場もあります。無料だけど遠いのが難点)
流れは緩やかに見えますので、川原遊びをしてもよいかも。
ただし水難事故には要注意ね。
バーベキューを楽しむグループの姿もチラホラ見えます。
人によって楽しみ方色々、岐阜公園にいってみよう!
岐阜城 基本データ
所在地 岐阜県岐阜市
築城 1201年
駐車場 あり(第三駐車場以外有料)
【関連リンク】
金華山ロープウェー
岐阜城(岐阜市ホームページ)
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