こんばんちはようございます。瑛人です。
以前より何度か訪れたことのある、愛知県・犬山市を紹介したいと思います。 

犬山といえば、
「明治村」や「リトルワールド」といった屋外展示型の博物館が有名ですね。 
時代や世界へ気軽にトリップできるので、人気の施設となっています。

それと、なんといっても犬山城。
日本に現存する12の天守閣のうちのひとつで、国宝に指定されています。

今回はその犬山城を中心に、城下町なども少し紹介したいと思います。
 犬山城01
◆犬山城とは
犬山城は、戦国時代に織田信康(織田信長の叔父)によって築城されたお城で、
小高い山の上に建っています。
南側に城下町が広がり、背後には木曽川が流れていて、天然の要害となっています。
犬山城03犬山城04
(左)冬の犬山城を正面から (右)春の犬山城を川側から

川側からの眺めがすばらしく、また天守閣も良く保存されていて、
「全国の城(天守閣)の中でいちばん好き」と名指しする人も多いとか。



◆移築?新築?犬山城の謎
築城当初の城の形と、今の城の形が違う!ということで、
かつては今の犬山城は美濃国の「金山城」を移築したもの、と考えられていました。
しかし、昭和の改修の際に移築の跡が発見されず、この説は否定されています。

実は「犬山城」ができた当初、今の犬山城のある場所は神社の土地で、
城はもう少し南にある丘の上にあったそうです。
それが織田信長の手によって落城し(身内なのに!)、
織田信雄の時代になって、今の場所に再建されたそうです。

つまり築城当時の城と、今の城が違うのは当然で、
城下町とともに再整備されたのが2代目である今の天守閣、ということのようです。
(↑情報ソースがなんかのテレビ番組だったのですが覚えてないです、すみません)

その後尾張藩の家老だった成瀬一族が城主になります。
成瀬の2代目城主が傾奇者で、当初建っていた天守を大増築し、
防衛機能を半ばないがしろにして唐破風(からはふ)の様式を取り入れたそうです。

成瀬一族は平成の世にあっても犬山城を所有し続け、
2004年に財団法人ができるまで、なんと唯一の個人所有の国宝だったとか。



◆中に入ってみよう!
では、犬山城に向かっていくことにしましょう。
犬山城の正面側の町は成瀬氏のころに整備された城下町の装いが残っていて、
観光客やお店も多いので迷うことはないと思います。

奥に進んでいくと神社がいくつか並んでいます。
その左奥が犬山城の正面口なのですが、
この神社の境内を通っても城に行くことは可能です。
むしろ、その方が近道になっています。
城下町05犬山城06


(左)城の入場口の手前、鳥居が見える 
(右)しばらく坂を登れば防衛のための「枡形」がある

 
神社から行けば階段を、稲荷神社や正面口からは坂を登ることになります。
この場所にはかつて門があったということですが、今は基礎しか残っておりません。

さらにしばらく坂道を行けば、チケット売り場と正門があります。
正門を抜けると広場になっていて、土産物なども販売されています。
特にここでしか買えないようなものはなさそうなので、
城下町で土産物を購入しても差し支えないかと。

犬山城02

見事な天守閣ですね。
正面中段のカーブを描く飾り屋根が「唐破風」と呼ばれるものです。
最上段にある木の「窓枠」は、本当は窓ではなくただの飾りです。
戦時には砦となり防衛拠点のはずの城に、漆喰で固められていない、
ただの木材を取り付けることは、「燃やしてくれ」と言っているようなもの。

江戸に入っていかに平和な時代になったかが良くわかります。
それにしても、こういった洒落たものを取り付けるとは粋ですよね。

あ、城内は土足厳禁ですので靴を脱いで中へ。
犬山城05
彦根城なんかもそうなのですが、昔の天守閣は階段が急です。
一段一段の間隔も広いので、背の低い方には少しつらいかも。
(彦根城よりは犬山の方がましです)

中は出土品や展示物のコーナーになってます。
窓から吹き込んでくる風が心地よく、落ち着いた雰囲気の中鑑賞できます。
座って休憩していると時間を忘れそうになります。

もう一度急な階段を登れば、いよいよ最上段です。
犬山城の天守閣そのものは大きくないのですが、
小高い丘の上に建っていることもあり、その眺めは絶品です。

犬山城09
意外に高い!?

裏側に回れば、木曽川の流れを楽しむことができます。
川の手前が愛知県、奥が岐阜県です。
犬山城08犬山城07

注意したいのは、手すりが低いこと。
高所恐怖症の方やお子様連れは不安になってしまうかも。
そのぶん景色は素晴らしいので、興味がある方は一度是非足を運んでみてください。

◆城下町も歩いてみよう!
犬山城の魅力は天守閣だけにとどまりません。
城下町には昔の景観が良く保存されており、
カフェなども多いので、町を散策するだけでも結構楽しいです。
城下町01城下町04

しかしながら、この城下町の保全にはひと悶着あったようで。
かつて国道の拡張工事のために城下町が取り壊される予定だったというのです。
じっさいに壊してしまった建物も多かったそうですが、
その後の保全運動のおかげで残された場所も多くあったと言います。
城下町02
町には目新しい建物や、駐車場となっている場所も多い。かつての国道拡張計画の名残

はじめてこの場所を訪れた時には「中途半端だなぁ」と感じたものですが、
そういう保全運動の歴史が詰まっていると考えると、感慨深いものがありますね。
お店も昔からの老舗というのは少なくて、
カフェや雑貨屋さんなど新規出店しているところも数多くあります。

通りを城とは逆方向へ南下していくと、信号交差点があり、
あたかも「この先にお店はありません!」といった雰囲気のシャッター街があります。
しかし、実はその先に僕のおすすめのカフェがあります。

おどき01
本来は提灯屋さんだという「犬山おどき」さんです。
ここはすごく雰囲気が良くて、串トーストがおいしくて、とってもお気に入りのお店。
今はもう亡くなってしまったそうですが、
むかしここのご主人に三味線を披露してもらったこともあります。

お店は今も営業しているので立ち寄ってみてください。
(カフェ好きの間ではけっこう有名なお店らしいです!)

おどき02おどき03
(左)落ち着きのある店内。座席数は少ないので注意
(右)串トーストが美味い



他にもお勧めのお店があれば、このページに追加していく予定です!
思ったよりも犬山城の写真のストックが無かったので、近々撮りにいくかも…


犬山城 基本データ

所在地 愛知県犬山市
築城 1469年

【関連リンク】
国宝犬山城
犬山城(犬山観光情報)
犬山おどき(犬山観光情報)